荒野に建つ巨大な屋敷“黒い家"が、一夜にして忽然と消失するという強烈な謎と名探偵エラリーによる鮮やかな解明を描いて、著者の中短編でも随一の傑作と評される名品「神の灯」を巻頭にいただく、巨匠クイーンの第二短編集。

刑事・毒島は警視庁随一の検挙率を誇るが、出世には興味がない。一を話せば二十を返す饒舌で、仲間内でも煙たがられている。

韓国で出版拒否された禁断の書! 脱北者の逃れられない地獄を脱北経験のある著者自身が“小説"として上梓。

江戸時代末期、北町奉行所定町廻り同心の戸田惣左衛門は、若かりし日より悪人の捕縛や吟味に辣腕を振るい、『八丁堀の鷹』と謳われてきた。

NY市警で研修中の了に届いた凶報。恋人の息子・勇樹がバスジャックに巻き込まれたという。

講演旅行の宿泊先はテレビもない山間の温泉宿。しかも折からの大雨で村に一つしかない橋が流された。

天女のように美しく、質素で健気な若い妻。

ヒッチハイクをした大学生のカップルは、深い飛び込みプールの底で意識を取り戻す。脱出は不可能だ。

アルファベット順に起きる連続殺人事件 つぎの犠牲者が出るまえにポアロは謎をとけるか!? 世界一の名探偵ポアロのもとに、ABCと名のる人物から犯行を予告する挑戦状が届く。

検察の機密情報が漏れている?地検職員ながら、警察、政財界にパイプを持ち量刑をも左右すると噂の“陰の実力者”伊勢雅行。

ダンス用品会社で働くセールスレディのわたしは、ヘンな顧客、重たい家族、痴情の縺れた上司に次々絡まれ、ぶちギレ寸前。

学校もうまくいかず退屈な毎日を送っている亜弥は、夜の街を散歩している途中、酔っ払いにからまれてしまう。

驚嘆のち落涙。

妾腹の少女たちが暮らす「鏡館」。左右対称の新旧の館に、48枚の姿見が配置されている。

鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。

止まらない怪事件の連鎖。

気ままな連中が”昨日”を改変。

『異邦人』『アルジャーノンに花束を』『変身』~ ひと癖もふた癖もある医師たちが、 名作を舞台に大騒動を巻き起こす。

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。

車いす生活者のフィンが越してきたニュージーランド最南端の町。そこでは26年前に少女失踪事件が起きていた。

どこにでもいる平凡な少女ニサと、その従兄ルカ。ハロウィン当日に、ある出来事から人間界を飛び出すことになる。

佐左木俊郎生誕120周年記念企画。